ロペペディア

日々の雑感

ジャパニーズウイスキーの地、白州【白州蒸留所】

こんにちは。

ロペスです。

 

 

幼い頃から読書がとても好きでした。

小学校の時は図書室でよく本を借りて、家に篭もるという、まるで本の虫状態。

中学生になってからは、父親の書庫から本を抜き出して読んでいました。

 

その頃よく読んでいた本のジャンルが「ハードボイルド」と呼ばれるもの。

渋いナイスミドルが活躍するストーリーです。

特に好きだった作家が大沢在昌さん。

gendai.ismedia.jp

 

gendai.ismedia.jp

 

もう本当に大好きでしたね。

ひたすら読んでました。

 

そんなハードボイルド作品の中で外せないのが「お酒」「煙草」

特に「お酒」は事細かに描写されることが多いです。

 

薄暗いバー。

物言わぬバーテン。

琥珀色のウイスキー

謎に包まれた憂いのある美女。

 

もうこれが揃えばハードボイルドです。

 

私は中学時代からハードボイルドにドハマりし、20をこえたら必ず暗いバーでウイスキーを舌の上で転がし、煙草を燻らせ、女を口説くと決めていました。

まあうまくいかなかったわけですけど。

 

そんなウイスキーには並々ならぬ思い入れがある私にとって、とてもうれしい出来事が。

山梨の友人に会いに行った昨日一昨日。

何の因果か、なんとサントリーの白州蒸留所へ見学に行くことが出来ました。

 

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数少ない歴史ある国産ウイスキーブランド、白州。

今回はそのサントリーの白州蒸溜所の見学レポートです。

 

 

 

白州蒸溜所とは

 

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創業者 鳥井信治郎

 

 

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二代目 佐治敬三

 

 

ジャパニーズウイスキーの生みの親と言われる、サントリー創業者の鳥井信治郎

その理念を受け継いだ2代目社長の佐治敬三が、1973年に開設したのが白州蒸溜所です。

この辺りは水どころとしても有名で、ウイスキーの他にも「七賢」や「富嶽」などのおいしい日本酒や、甲州ワインなど、種類問わずたくさんのお酒生み出されています。

大自然に抱かれ、清らかな水に恵まれた甲斐駒ケ岳の麓、白州。

世界でも稀な高地で豊かな自然環境の中で、新しいウイスキー原酒づくりがここ白州で始まったのです。

 

 

バードサンクチュアリ

 

白州蒸留所に入り、まず第一に目に入ったのがここ。

鳥の聖域「バードサンクチュアリ

 

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なんでやねん。

 

ウィスキーを見に来たのになんで鳥やねん。

 

そんな疑問を他所に、どんどん奥へ進んでいく友人たち。

何しに来たの、君たち。

 

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サンクチュアリ感あふれる光景

 

友人「ここサンクチュアリ感すごい」

 

 

いやいやいや。

そうじゃないでしょ。

ウイスキー飲みにいきましょうよ。

 

そう思いながら奥へ進んでいきました。

 

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あれ・・・楽しい。

久しく自然に触れていなかった私たち。

鳥のさえずりや木々の揺れる音、青々と茂る葉。

そんな様子に心を奪われ、本来の目的を忘れ存分に楽しみました。

 

 

テイスティング

 

さすがに見学の時間のこともあるので、後ろ髪を引かれる気持ちではありましたが、バードサンクチュアリを後にしてウイスキーテイスティングができるBAR白州へ。

 

 

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友人二人とカウンターで。

 

 

世界各地から集まったウイスキーが、原価同然の価格で楽しむことが出来ます。

 

 

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やすっ!!

 

 

私は泥炭酒が好きなので、ピートの効いたラフロイグを。

そして、やっぱりここまで来たら山崎と白州は飲んでおかないといけないなと思っていたので、12年をいただきました。

 

 

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ボトルとグラスの並びを逆にするという痛恨のミス。

 

 

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既に耳が赤い。

 

 

これが15mlあってですね。

結構多い。

軽く飲み比べをするつもりだったのですが、がっつり飲んでしまってちょっとフラフラに。

 

最後にはドライバー以外が気持ちよくなってBARを後にしました。

 

 

ハイボールづくり

 

ここで体験ワークショップを一つ。

白州のハイボールをつくるワークショップに参加してきました。

どうすれば美味しいハイボールを作ることが出来るのか。

サントリー流のやり方を教えていただきました。

 

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説明がていねいで、とてもわかりやすかったです。

 

氷の入れ方やミントの香りの出し方など、一手間加えることで美味しくなるコツをたくさん教えていただきました。

 

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氷をうまく入れられただけで舞い上がる私。隙間なく入れるのがコツだそう。

 

 

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ウイスキーと氷が触れて「ぱちぱち」と音がします。

 

 

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ミントを加えて爽やかに仕上がったハイボールを一口。

 

 

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そしてこの顔である。

 

 

博物館見学

 

 

最後は博物館へ。

 

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正面玄関

 

この頃にはウィスキーにハイボールに、たんと飲んでいたのでだいぶ気持ちよくなっていました。

 

博物館は一階から三階まであり、サントリーの歴史やウィスキーの歴史、酒造りの歴史などを学ぶことが出来ます。

 

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日本のウイスキーの歴史コーナー。

 

 

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世界のお酒の歴史も学べます。

 

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トリスの紹介。

 

 

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トリスバー。お酒だけでなく、それが楽しまれた場所も紹介されています。

 

 

最上階には展望台があり、八ヶ岳が一望できます。

 

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圧巻の一言。 

 

 

白州蒸溜所が大自然の恵みの中にある。

そんなことがわかる景色です。

 

 

取材を終えて

 

美味しいウィスキーを安く頂け、その製造過程を見学でき、歴史も学べる。

更には美しい景色まで。

盛りだくさんのサントリー白州蒸留所。

ウィスキーに興味のある方にとっては垂涎モノの施設です。

是非一度足を運んで見て下さい。

 

 

 

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新メディアー【奈良の生きづらさを抱えた人たちがつながるWEBメディア「いちる」】

こんばんは。

ロペスです。

 

 

ここ一、二ヶ月、仲間と構想を練っていた一つのプロジェクトが今日動き出します。

 

○「いちる」ー奈良の生きづらさを抱えた人たちがつながるWEBメディアー

naraichiru.wordpress.com

twitter:@ichiru_nara

 

 

奈良で育ってきたメンバーそれぞれが抱えている「生きづらさ」

それを言葉にして綴ることで、今「生きづらさ」を抱えている人たちにそっと寄り添いたい。

そんな思いから立ち上がったWEBメディアです。

 

私はライターとして、コラムの投稿やインタビューを書かせていただいています。

 

今回は「いちる」について、ご紹介していきます。

 

 

「いちる」とは

 

 

 

「いちる」とは、漢字で「一縷」と書きます。

意味は「一本の糸。ごくわずかであること」

 

なぜその言葉を選んだのか。

「いちる」に込められた想いが、代表のメッセージに書かれているのでサイト内から抜粋します。

 

 

 

「糸」はそれ一本では細いですが、しなやかな強さがあります。

また、糸を編んだり織ったりすることで一枚の布になることができます。

私たち人間は、一人ひとりでは不安で心細く感じます。

しかし、他の人とつながることで自身を認めることができたり、

また相手を認めることができるのではないかと思います。
 
 
「いちる」はそのような「つながりの場」であり続けていきます。

(代表:宇陀)

 

WEBメディアとして、「生きづらさ」を抱えて孤立している人たちの間に一本の細い糸を紡いでいく。

それは弱いつながりで、脆いものかもしれない。

でもそれが数多集まれば強いつながりになる。

 

そんな想いに共感した仲間たちが集まり、WEBメディア「いちる」は誕生しました。

 

 

 

なぜ「つながり」なのか

 

 

 

これにはメンバーそれぞれの価値観が色濃く反映されています。

一つ、私の価値観を例にとってご紹介しましょう。

 

私は「つながり」の大切さを身にしみて感じた時があります。

当時のことを書かせていただいたのが、こちらの体験談。

 

○体験談「選択肢」

「選択肢」naraichiru.wordpress.com

 

体験談では、どん底に落ちた際に多くの選択肢を持つことが大切だと書いていますが、そこで欠かせないのが周りの人たちの協力です。

 

人間追い詰められた時って、本当に周りが見えないんですよ。

 

世界で自分だけが不幸な人間に思える。

周りの人間がみんな幸せそうに見える。

 

そんな状況で自分から手を差し伸べることなんて当然できません。

このような状態の時に、周りから助けてくれる友人や仲間がいればどれだけ心強いか。

自分は過去の体験からそれを強く感じていました。

 

 

自己啓発的なメッセージを出したくない

 

 

メディアを立ち上げるにあたって、私が特にこだわったのがここ。

誰かに何か自己啓発的なメッセージを伝えたいわけではないのです。

ただその在り方を綴る。

「しんどいのは自分ひとりではないのだ」と感じてもらえるよう、そっと寄り添うメディアを作りたいんです。

 

ああすればいい、こうすればいい。

そういうメッセージって、しんどい時は全てシャットアウトしてしまいます。

どうすればいいかはわかっているんです。

今の状況が自分にとって好ましくないということもわかっている。

でも、それでもどうにもできない。

 

そんな時にですよ。

キラキラしたサクセスストーリーを語られても、正直申し上げてうざったいんですよ。

 

「ああ、あなたはすごいんですね。よかったですね。」

 

以外に感想なんて出てこないんです。

 

だからこそ、ただ綴る。

そこに何らかの自己啓発的なメッセージを持たせない。

このことを大事にしていきたいと思っています。

 

 

今後のビジョン

 

 

「いちる」は今はまだ未熟で幼いメディアです。

これから関わる皆さんと一緒に作り上げていくメディアです。

一人ひとりがそれぞれ「生きづらさ」を抱え、それでも力強く生きている。

そんな体験を数多く集めていき、「生きづらさ」を抱えた人たちに寄り添えるメディアとして成長していきたいと考えています。

 

 

 

○現在「いちる」では生きづらさを抱えている、抱えていた人の体験談を集めています。ご自身で文章化して投稿できるようであれば体験談を。難しいようであればインタビューに伺います。ご協力いただける方は下記メールアドレスまでご連絡下さい。

E-mail:ichiru.nara@gmail.com

 

ブランコとminiのあるお店ー【igu&peace VERANDA】

こんばんは。

ロペスです。

 

 

ここ最近フル稼働だったので、体に疲れが来ていたのか、朝起きた途端

 

「あ、無理だ」

 

となりました。

やっぱり仕事量の管理は大事ですね。

 

ということで、今日は動きの少ない書類仕事を中心に片付けて、夜は息抜きがてら羽を伸ばしに姫路まで。

 

今回はそこで見つけたおしゃれなお店をご紹介します。

 

 

igu&peace VERANDA

 

 

姫路駅から徒歩5分。

QWELL姫路の7Fにそのお店はあります。

名前は「igu&peace VERANDA」

意味はよくわかりません。

お洒落な感じです。

 

 

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一階の案内板

 

 

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わかりにくいと思いますが、入り口のドアはなんと本棚。ホグワーツみたい。

 

 

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miniの中で料理がいただけるとか。入れるのか、俺。

 

 

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バーカウンター

 

 

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ブランコ席なんてのもあります。

 

 

 

遊び心あふれるメニュー

 

ここのメニュー、中々洒落ているんですよ。

雑誌のような形になっていて、コピーが面白い。

 

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雑誌形式のメニュー。

 

 

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ハイボールの種類がたくさん。

 

 

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もちろんビールも。これだけの種類があります。

 

 

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能動か、受動か。

 

 

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ぶっ込んだらしい。

 

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酔いつぶれたい人へ。

 

 

いただきます!

 

早速料理に舌鼓を打つ。

脇を固めるのは豊富なドリンク。

タバコ吹かせながら、アルコールと煙に酔います。

 

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 セブンスターとマッカランのロック、ダブル。

 

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姫路駅を一望しながらいただきます。

 

 

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ローストビーフ

 

 

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ポテトサラダ

 

 

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カニ味噌焼き

 

 

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いただきます!

 

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本気で美味い。

 

 

結果 

 

 

料理が本当に美味しいです。

そしてお値段も低め。

ドリンクも種類が多く、きっとあなたの気に入る一杯があるはず。

ロマンチックな雰囲気が味わえますので、大切な人とぜひ。

 

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おわり

 

詩の授業

こんばんは。

ロペスです。
 

私の好きな詩に

 

 

「ほんとはね  折り畳み傘  持ってるの」

 

 
というのがあります。

いい詩ですよね。

この詩、確か小学四年生が作った詩だったと思います。 

私が塾講師をしている頃、この詩を使って一つの授業をしました。
 
今回はそのお話。

 

 

文学的文章では直接的な感情表現を避ける 

 

 

皆さん、学生の頃に国語の問題で

この時の登場人物の心情として正しいものを選びなさい

というような問題に出会ったことがあるのではないでしょうか。
 
「人の気持ちなんて本人以外わかるわけねぇだろ!」
 
と言いたい気持ちもわかるんですが、一応問題になってるからには答えがあって、それを導き出すための手がかりが必ず本文中に存在します。
 
しかし。

しかしですよ。

それが回りくどくてわかりにくい。
 
なぜか、小説や随筆などの文学的文章と呼ばれるジャンルの作品では、直接感情を表現するのを嫌います。
 

例えば「肩を震わせる」という表現。

これだけでは笑って肩を震わせているのか、ポロポロ泣きながら嗚咽をこらえて肩を震わせているのかわからないですよね。

この時によく言われるのが

文脈を読め!

ということ。

前後の話の流れから、順当に来たらおそらくこういう気持ちになるなと判断して答えを出します。

これがこの系統の問題の解き方です。

 

 

わかりにくさの中に楽しさがある

 

 

学生はだいたいこういう系統の問題が嫌いです。

大っ嫌いです。

稀に好きな子もいますが。


そんな子のために、ある授業を行いました。

その時使った詩が、最初に紹介した詩です。


「ほんとはね 折り畳み傘 持ってるの」


これ、どういう気持ちか皆さんわかりますか。

 

恋ですよね。

 

本当は折り畳み傘を持っているけど、相合傘をしたいから「持ってない」って嘘をついたんでしょう。

ちょっと悪いかなって気持ちと、でも相合傘出来て嬉しいなっていう、ふふってなるような淡い恋心を感じさせる詩です。

 

仮に。

仮にですよ。

ここで「好き」って書いちゃったら。

「恋」って書いちゃったら。

どうですか。

面白くないですよね。

この感覚なんですよ。

 

直接的な表現を使うと、わかりやすいかもしれないけど、わかった時の

 

「あー!こういうことね!」

 

っていう快感が無くなるんですよ。

 

 

語感を磨く

 

 

この詩を紹介した時、女の子は

 

「きゃーー!」

 

ってなってました。

反対に、男の子は大半が

 

「は?だから?」

 

って状態。

でも説明したら途端にニヤニヤし出す。

身悶えする子も出てくる。

 

ここで「意味がわかった喜び」が教室に広がります。

 

自分は「語感」というのを何よりも大事にしながら授業を行なっていました。

語感というのは、自分の考えですが、言葉や文章からイメージを受け取れる感性だと思っています。

登場人物のその行動は、その発言は、快の感情から来たものなのか。

逆に不快から来た感情なのか。

それを掴まないことには、文学的文章が読めません。

 

問題が解けないってこともあるんですが、そういう話は抜きにして、読んでいて楽しくないんですよ。

だからこそ、この「語感」を磨く授業をずっとしていたわけです。

最終的には国語が好きとは言わないまでも、小説が好きって子を増やすことができました。

 

 

 

これはあくまで自分の価値観なんですが、こういったわかりにくいものがわかる過程を楽しめるって、とても豊かだと思うんです。

最近教育から離れてはいますが、文章を書く身になったので、違う立場で「語感」を大切にしたいなと。

読者の「語感」を刺激できるような文章を書いていけるよう、これからも研鑽を詰んでいきます。

 

 

おわり 

仕事って何だ?

こんばんは。

ロペスです。

 

 

毎日記事書いてると、ネタが足りなくなってくるため、色々なところに出向いてネタを集めます。

 

「何か面白いことないですか?」

 

と会う人会う人にひたすら聞きます。

 

「○○が最近出来たらしいよ」

 

「今度○○でこんなイベントあるらしいよ」

 

親切にも皆さん色々な情報を教えて下さり、そのお陰で何とか記事を書けてきました。

そんな中でふと疑問が。

 

「これは果たして仕事なのか?」

 

様々な場所に出向き、取材をして、記事を書く。

行動だけ見ればそれは仕事のように思えます。

しかし、自分はそのイベントや人に出会うことを楽しんでいる。

やりたくてやっている。

これって趣味なんじゃない?

果たして仕事なの?

 

今日は日々の業務の中で持った、そんな疑問について書いていきます。

 

 

仕事って何だ?

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仕事って何でしょうか。

 

「自分の価値を社会に提供すること」

「やならければならないことを粛々とこなすこと」

自己実現をはかるための活動」

etc...

 

三者三様、人の数だけ色々な考え方があると思います。

 

自分にとって、今まで仕事は

「労働によって価値を生み出し、対価として報酬をもらう活動」

のことだと、捉えていました。

そしてそれはやりたいことではなく、やるべきことで、できることだと思っていました。

出来もしないのに、やりたいことだけやっているのは仕事ではなく趣味だと。

そう考えていました。

 

今自分は仕事しているのか。

ライターとして価値が提供できているのか。

出来るというのは何を基準に判断すれば良いのか。

 

今までは教員免許という資格があったため、専門性を持って価値を提供しているという実感がありました。

しかし今はそんな資格も肩書も持っていません。

 

ライター養成講座の修了証を持っているわけでもなく、文学部の学士号を持っているわけでもない。

ただライターやってますと自称して記事を書いているだけ。

果たしてこれは価値を提供していると言えるのか。

それがずっと気にかかっていました。

 

また同時に、仕事を楽しんでやっている自分に違和感もあります。

いや、どちらかというと楽しいことが仕事になっているという感じでしょうか。

取材という名目で人に会える、面白い場所へ行ける、楽しいイベントに参加できる。

 

これが仕事でいいのか。

 

そんな疑問が自分の中で鎌首をもたげるくらい、大きなものになってきました。

 

 

「仕事は楽しい」への不信

 

 

仕事は辛くてしんどいものだ。

そんな価値観が自分の中にはあります。

給料はその我慢料だという考え方です。

「楽しいうちは仕事じゃない」 

 とまで思っているくらいです。

 

仕事は楽しい、素敵だ、自己実現ができる。

 

そんな言葉は、人手不足に悩む劣悪な職場環境の会社が人を集めるために捏造したキラキラワードだろう。

もしくはしんどい環境にいる自分を鼓舞するために、そのように自己暗示をかけないとやってられない人たちが発した言葉なんだろう。

日々周りの友人からの愚痴や、ネットに書き込まれる情報などから、私はそう考えるようになりました。

 

 

 

仕事を楽しんでやっている人は「いる」

 

 

しかし加古川に来て、自分でプロジェクトを立ち上げてやっている人たちはみんな一様に「仕事は楽しい!」といいます。

どうせ今だけだろと思っても、聞くと10年以上続けている人もいたり。

そんな馬鹿な!という驚きに日々出会いました。

 

報酬は決して高くないし、楽そうでもない。

そこだけ見ると、単純にやりがい搾取の半ボランティアに見えます。

ただ何が違うかというと、それを自分の意志で、自分で創っているということ。

搾取も何も、誰かにさせられているわけではない。

搾取元が存在しない。

彼らは何一つ奪われておらず、提供しているのです。

 

また、プロジェクトを立ち上げている人は必ずしもその専門家というわけではありません。

できる保証も信頼も無い。

でも、やる。

やっているんです。

できるできないではなく、とりあえずやってみようよと。

できるかどうかわからないけど、楽しそうだし、まずやってみようよという考え方で動き出しています。

 

自分はできる保証もないのに、プロジェクトを立ち上げるなんて、とてもじゃないけど簡単には出来ません。

今回ライターをすることに踏み切ったのにも、相当勇気がいりました。

 

 

 

「やらされがい」でなく「やりがい」 

 

 

そんな中、気づいたことが二つ。

彼らは自分の意志で自分の行動を選択し、それに納得して行動しているということ。

そしてやると決めてから、出来るように力をつけたり、人を集めたりすること。

 

自分の中の違和感を無理やり無くすため

「これは自分の好きなことだ、やりたいことだ」

と自己暗示をかけることなく、純粋にやりたいことをしている。

 

そしてそこに出来るという自信がなくても、やるという覚悟がある。

 

こんな事が現実に可能なのかと、本当に驚きました。

今でも何か裏があるんじゃないかと疑ってるくらいです。

 

もし本当に「やりがい」なるものが存在するとすれば、これなのではないかと。

したくないことに無理やり理由付けして、これがやりたいことだと思い込んでいる「やらされがい」でなく「やりがい」が、本当にあるんじゃないか。

最近そう思うようになりました。

 

それと同時に、自分もこのやり方でいいかもしれない。

仕事として間違っていないかもしれないと、考えるようになりました。

 

出来ないことは多いけれど、この先力をつけていけばいい。

出来る自信でなく、やる覚悟を。

 

まだ答えは出ていませんが、何となくこれって、自己啓発的なキラキラした意味合いを抜きにして本当に素敵なことではないでしょうか。

何かいいですよね。

素敵。

うふふ。

 

 

自分は「素敵な働き方がある!みんなも素敵になろう!!」みたいな自己啓発的なメッセージを出すのも出されるのも反吐が出るほど嫌いです。

なので素敵だからどうなんだという話ではなく、ただ素敵な人たちがいるねってだけにとどめておきます。

そもそも素敵かどうかは人それぞれ違うし、自分の価値観を押し付けるのはあまり好きではないので。

まあそういう生き方をしている人たちが加古川にいましたよ、興味あれば会ってみて下さいって感じで、締りは悪いですが、ここまでにしておきます。

 

 

おわり

 

 

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「心に余裕がないと、楽しめない」【教師】片山 敦夫

こんにちは。

ロペスです。

 

 

今回はインタビュー記事。

 

 

「お!物シリーズか??」

ropeth0313.hatenablog.com

 

と思った方。

断じて物ではない。

ましてやシリーズなどない。

あんなのしょっちゅうやってたらおかしくなる。

もう二進も三進もいかなくなれば、またするかもしれませんが、あれは伝家の宝刀です。

そう安々と使えるものではないのです。

 

ということで、今回のお相手は、片山 敦夫先生。

 

夏休みを迎え、人であふれる猛暑の古都「京都」で三回目のインタビュー、スタートです。

 

 

片山先生

 

片山さんは京都府中高一貫校で先生をしておられます。

教えている教科は理科。

理系というと研究室にこもってそうな、寡黙な人をイメージしますが、片山さんは気さくで話しやすい方でした。

 

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パスタを前に笑顔満開の片山さん。こんなに嬉しそうにパスタ見る人は初めて。

 

お互い昼食がまだだったので、一緒に御飯を食べながら話しました。

終始笑顔で言葉は丁寧。

人当たりも柔らかく、温かい人柄の方です。

 

ご飯を済ませたら場所を移し、インタビュー開始。

お互い襟を正して向き合いましたが、それでも場の雰囲気は柔らかく、とてもやりやすい空気感の中スタートしました。

 

 

なぜ先生に

 

 

ロペス:なぜ先生になろうと思われたのですか。

 

片山:小学校1年生、2年生のころの先生が一番大きなきっかけですね。当時いじめに合っていまして。僕は学級委員長タイプで、それを気に入らないと思う奴からいじめを受けていました。具体的に何をされたかまでは覚えていませんが、いじめを受けていたときの感覚は鮮明に残っています。

 

ロペス:そういうの、抜けないですよね。自分も似た経験があるのですが。

 

片山:そうですね。その時助けてくれたのが当時の担任の先生です。50前半の女性の先生で、田舎育ちでお兄さんと蛇を振り回して遊んだというやんちゃな話をよく聞きました。僕がいじめに合っていたときは、優しくずっと寄り添ってくれていました。何かあれば先生に頼ればいい。そんな安心感のある先生でしたね。

 

ロペス:寄り添ってくれるというのは。

 

片山常に背を合わせている感じです。見えないですけど、背中に温かみがある。そんな感じですね。

 

ロペス:うわ、めっちゃいい表現それ(笑)ストンと落ちました。

 

片山:その先生の様になりたいと思ったのが、教職を目指したきっかけです。

 

 

  「興味関心の芽」を逃さない

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スタバでもこの笑顔 

 

ロペス:教師をされていて、一番「やってやる!」と燃え上がるタイミングってありますか。

 

片山:雑談のときですかね。

 

ロペス:雑談・・・ですか。

 

片山:はい、理科に関わることであれば、拾ってとことん付き合います。それがその子にとって興味関心の芽だと思うんですよね。授業の中で、何らかの理由でそこに引っかかった。そこは絶対見逃さないようにしていますし、本人が納得するまで付き合うようにしています。興味関心の芽を教師がスルーしたら、そこで相手の興味関心が終わっちゃうかもしれないじゃないですか。だから絶対逃さないようにしていますね。

 

ロペス:それがご自身の教育観とも関わっていますか。

 

片山:そうですね、関わってきます。自分で大事にしているのは「応答」なんです。機械で例えると「レシーバー」。常にONの状態にしておく。いつ相手からアクションがあっても、リアクションできるようにしています。また単純に疑問に対する答えを教えるだけでなく、何かを載せて返したいと思っています。

 

ロペス:「何か」とは何ですか。

 

片山:例えば相手が質問をしてきたとする。それに対して答えを出すだけなら教科書や参考書で済むわけですよ。そうじゃない。そこに付録として様々な情報を載せて返したいと思っています。ですから付録も色々ストックしていますね。

 

ロペス:それは「面白さ」につながりますね。

 

片山絶対面白いでしょ!僕は理科が大好きですし、相手にもそう思ってもらえるといいなと思っています。相手が面白いと思える、そんな芽が出てきたチャンスは絶対に逃がさないです。

 

 

勉強できないことは何が不幸か

 

ロペス:ここで質問を変えて、片山さんは勉強ができない人って不幸だと思いますか。

 

片山:義務教育段階で言うと、偏差値50以下ということは、義務教育内容を理解できていないということじゃないですか。僕の感覚としては、解き方を知っているだけで何とかなる55くらいもその範疇に入るんですけど。そのレベルの人って、支援や補助を受けるための行政文書の読解力がないとか、金銭的な面で数字に弱いとか、そういった点で不幸だと思います。

 

ロペス:生活インフラの利用すら出来ない。

 

片山:そうですね。生きる力において大変だと思います。崖から落ちそうな時、つかめるものがあるのに不勉強のためにつかむことができない。

 

ロペス:いくら行政が支援を充実させても、そこにアクセスできるだけの基礎教養がないとなればその支援は利用できないですもんね。現場におられて、内容を理解できていない子たちってたくさんいますか。

 

片山:たくさんどころじゃないですよ。去年の内容を理解しないまま進級してきている人だらけです。義務教育の内容が怪しい人もいます。もし自分にカリキュラムや制度を触れる権限があれば、留年制度を導入して、ちゃんと出来てから次に進めるようにします。また、そういう人って客観的にものを見ることができないというか、自分の経験だけでしかものを見られないと思うんです。いざという時に、頼れるのが自分の経験しかない。勉強していれば、様々な知識にアクセス出来るし、先人の解決策を用いることが出来るかもしれない。

 

ロペス:確かに。そうなれば生きていく上で心強いですね。

 

 

余裕をつくる

 

 

ロペス:この先、教育がこういう方向に進んでいけば面白いのにと思うことってありますか。

 

片山:この進路に進みたければ、このような方法があるよというレールがプログラム化されて、それがたくさん創出されれば楽というか、楽しいと思いますね。

 

ロペス:楽ですか・・・。どうしても日本的な価値観で考えると「楽ばかりしていると楽しめない」「しんどいこともしなくてはいけない」と考えがちですが、効率化する意味というのは一体何なのでしょうか。

 

片山:もちろん、そういうことも大事だと思います。でもしんどいばかりじゃ無理ですよ。続かないです。心に余裕が無いと楽しくないでしょ。楽しいと感じるためには余裕が必要です。ですから楽するというのはとても大事です。

 

ロペス:その為に「効率化」をすると。

 

片山:そうです。楽できるよう余裕をつくりだす。また余裕ができればその分新しいことも出来るじゃないですか。次の発展のための余裕ができますよね。新しいことをする、効率化する、余裕ができる、また新しいことをする。このサイクルを回すことで成長していくのだと思います。

 

ロペス:他に何か余裕をつくるために心がけていることはありますか。

 

片山7割の力で生きることですかね。10割で生きつづけるのはしんどいですし、続かないです。ただ、この7割というのは手を抜いているという意味ではなくて、多分10割目指してやっても7割り程度しかでないだろうなという意味で7割です。そういう意味で言えば10割だそうと思えばそれ以上の努力がいる。限界を超えながらやり続けたら潰れますよ。そうならないよう、コントロールはしています。

 

ロペス:個人的に、10割出そうとしちゃうので、見習わせていただきます(笑)今日はありがとうございました。

 

片山:ありがとうございました。

 

 

 

子どもの興味関心の芽を逃さないという心の構え、勉強の意味、余裕の大切さ・・・。

示唆に富む話をお聞かせいただき、私自身本当に勉強になりました。

余裕をつくって楽しめるよう、自分もこの先気をつけます(笑)

 

今回のインタビューはここまで!

片山さん、ありがとうございました!

 

 

おわり

 

 

 

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酒池肉林ー【元町三丁目商店街の夜市】

こんばんは。

ロペスです。

 

 

食事の時

「それ美味しそうだね!」

と言うと

「何だよ!あげねぇよ!」

って逃げられます。

いやいやいや、食わねぇよ。

感想述べただけじゃん。

何だよその反応。

デブだからって人のものまで勝手に食うと思うなよ。

マジで食うぞ。

 

そもそも、最近ダイエットすると決意を新たにした私。

 

脱デブに向けて進んでいるわけで。

何でもかんでも食べたりしません。

減食します。

 

 

しかし、仕事で取材となれば、グルメレポ―トだって当然あります。

プロの鏡、ロペス。

仕事となれば増量も辞さない構え。

 

ということで、今日は元町の夜市へ参加してきました。

痩せたいんですけどね、仕事だから仕方ないんですよ。

断腸の思いです。

 

ではお送りします。

レッツ・グルメレポート!!

ヒャッハー!!

 

元町三丁目商店街

 

 

今回のお出かけ先は元町にある三丁目商店街です。

 

motomachi3.jp

 

少し歴史を調べてみたのですが、なんと日本で初めて珈琲が飲める喫茶店がこの商店街にあったそう。

お店の名前は「放香堂」。

今は日本茶専門店ということで、喫茶営業は行ってないとのこと。

一度行ってみたかった・・・。

 

その他にも、海外から来た方々と交流する機会の多かった元町は、洋菓子や洋服、写真館など海外の新しいものにいち早く出会える場所だったそうです。

 

現在はメリケンパークの近くということもあり、活気のある商店街として、今なお地域の方々に愛されています。

 

 

夜市へ

 

さて、やってきました。

元町三丁目商店街の夜市。

同僚のありひろとともにレポートが始まります。

 

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 えっ・・・人多っ!!! 

 

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シェフも多っ!!

 

ものすごい人の数でした。

ちょっと痩せようかなと思うくらい、歩くのが大変でした。

 

ただまあ、さすがお祭り。

エネルギーが半端ない。

売り子さんの大きな声、友達を見つけてはしゃぐ若者、ライブをしているミュージシャン。

音一つとっても、様々な盛り上がりが点在していました。

 

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めっちゃ盛り上がってた

 

目にも楽しい祭りということをアピールするために、浴衣女子の写真も狙っていたんですが

「取材のためだから・・・これ仕事だから・・・ひひっ」

ってな様子だったようで、ありひろに止められました。無念。

次回リベンジします。

 

 

祭りの楽しみといえば、やはり何と言ってもお店ですよね。

お店は自分たちが子供の頃とは違い、様々な種類がありました。

 

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まずはビールとつまみ。至高。

 

 

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日本酒もあります。加古川の地酒『盛典』とありひろ

 

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播州ラーメン初挑戦。美味!!

 

 

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ソーダもおしゃれな仕上がりに

 

 

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ミニトマトすくいなんてお店も!!

 

 

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もちろん我々も挑戦。切り込み隊長ありひろ。

 

 

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おわかりいただけるだろうか。カップの中をご注目下さい。空。

 

 

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私も挑戦

 

 

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まあざっとこんなもんですよ。

 

 

結果

 

とても楽しかったです。

本当に。

これぞ祭りという感じで、熱気活気元気てんこもりの商店街でした。

 

夏はまだまだこれから。

是非皆さんも色々な祭りに足を運んでみて下さい。

私も取材であちこち回ろうと思っています。

あくまで取材で。

 

 

 

おわり